こんにちは絵描きの榊幹恵です(^^)
今回から〇〇の描き方をお届けしたいと思います。初回は海で!
海って、見ているだけで癒される景色ですよね。そんな海を自分の手で描いてみたいと思ったことはありませんか?
この記事では、初心者さんでも簡単に描ける「海の絵の描き方」を、ステップごとに楽しく解説します!
Contents
海の絵を描く前に知っておきたいこと

どんな「海の風景」を描きたい?イメージをふくらませよう
海と一口に言っても、青い空と波だけじゃありません。
サンセットの海、静かな朝の海、サーフィンをする人がいる海…。まずは「自分が描きたい海」のイメージを思い浮かべてみましょう。
PinterestやInstagramで「海 イラスト」などと検索して、参考になる画像を集めるのも良いと思います。
イメージを膨らませたあとは、Pixabayなどのフリー画像や自分で撮った写真を使い、そのイメージに近づけていくと、著作権をクリアーできるのでオススメです。
必要な道具をチェックしよう
絵を描く道具は、画材によってさまざまです。
初心者さんにおすすめなのは、水彩色鉛筆やパステル、もしくはiPadでのお絵描き(デジタルイラスト)です。これらは扱いやすく、あと片付けも本当に楽です。
絵を描くのに慣れてきたら、アクリル絵具も使ってみましょう。大容量の絵具や100均の絵具は揃えやすく、試作品や技法に慣れるまで気兼ねなく使えるオススメの画材です。
基本の持ち物:
- スケッチブックまたは画用紙
- 鉛筆と消しゴム(下書き用)
- 色鉛筆や水彩絵の具またはアクリル絵具など
- 参考画像やスマホ(構図チェック用)
海の絵の描き方ステップバイステップ

まずは簡単な構図から始めよう
初心者さんは、まず「空・水平線・海」のシンプルな構図からスタートがおすすめ。
水平線をしっかり描くことで、海の広がりが自然に見えます。空と海を2:1くらいの比率にすると、バランスも取りやすいですよ。

海の絵と言ったらコレ!というようなシンプルな構図を選んで描いてみました。
空・海・砂浜の3つの要素を描けば良いため、気軽に始められ、完成すれば達成感も感じられ、絵を描く楽しさを味わう事が出来る絶好のスタート地点だと私は思ってます(*^▽^*)
各要素のベースとなる色を塗った後、影の部分と、最も明るい部分を塗りましょう。リアルさが増してきますよ。特に、波打ち際の水しぶきと砂の境界線の所に影を入れると、立体感が出てよりリアルになってきます。
色で海の表情を出すコツ

海の色って、青だけじゃないんです。空の色や時間帯によって、青緑、紺、グレー、オレンジがかった色など、さまざまに変化します。
海に近づくほど濃く、遠くなるほど薄くするように塗ると、奥行きが出てリアルに見えますよ。
絵具でグラデーションを作ると、とても綺麗に仕上がります!

ダイソーのアクリル絵具を使って夕焼けの静かな海を描いてみました。
この時間帯の空と海の色は赤・オレンジ・ピンク色に染まり、とてもロマンチックで幻想的な雰囲気を醸し出しますね(^^)また水面にヨットなどの映り込みを描き入れると、静寂感も演出でき、心を癒すオススメの風景画になりますよ。
もっと素敵に見せる工夫と仕上げ

小物や人を入れてストーリーをプラス
波打ち際の足跡、砂浜の貝殻、ヨットや灯台など、小さなモチーフを入れるだけで絵がぐっと物語っぽくなります。
人を描くのが苦手な方は、シルエット風にすると簡単です。

日没時の海に人物のシルエットがあるフリー画像を参考にして、ダイソーのアクリル絵具とミニキャンバスパネルを使い、描いてみました。モニターで見る色と、印刷で出た色に差があったため色味が違う絵になりました(>_<;)シマッタ
波打ち際を歩く人物のシルエットが、見る人に物語や感情をイメージさせ、日没時で光と影のコントラストが強調される事で、主役にスポットライトが当たっているかのような演出ができるオススメの構図です。
仕上げの「光」と「影」で絵に深みを

太陽の光が海に反射してキラキラしている表現、波の影などを少し加えると、絵が一気にプロっぽく見えます。
水彩やパステルの場合は白いジェルペンや消しゴムで、アクリル絵具の場合はチタニウムホワイトで、光の部分を後から入れるのもおすすめテクニックです!
まとめ
海の絵は、意外とシンプルな構成で描きやすく、色の表現を楽しめるモチーフです。
最初は「上手く描かなきゃ」と思わずに、自分が「素敵だな」と思った風景を、自由な気持ちで描いてみてくださいね。
海の絵は見る人の心を落ち着かせる効果があります。自分で描く事で、その穏やかさをさらに深く感じられるようになりますよ(^^)そんな、あなたの海の絵に、きっと見る人も癒されるはずです。
これは私の実体験なのですが、いきなりオリジナルな世界観を描こうとすると詰まる事が多いので、こうした〇〇の描き方を知っておくとスムーズに絵の作成ができると思い、今回この記事を描く事にしました。何かの参考になれば幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう(^o^)丿