こんにちは(^O^)絵描きの榊幹恵です。
若かりし頃、自己紹介の時などに「絵を描く事が好きです。」というと、「じゃあ似顔絵を描いてくれない?」と言われる事が多かった事を思いだし、今回は似顔絵をテーマに記事を書いていこうと思います。それでは、
「似顔絵を描いてみたいけど難しそう…」と思っていませんか?
実はちょっとしたコツをつかめば、誰でも簡単に“似てる似顔絵”が描けるんです。
この記事では、初心者でも楽しく続けられる「似顔絵の簡単な描き方」をステップごとに紹介します。
Contents
まずはトレースから始めてみよう!

お気に入りの写真を見つけよう
似顔絵を描く時、1から形をとっていくのは、とても大変です。(ある程度デッサン力がないと難しいです…(;´・ω・) なので、まずは自分で撮った写真を使ってトレースする事から始めてみましょう。
似顔絵にするなら笑顔の写真を選んで(←ここ大事)トレーシングペーパーに描き写し、その裏側にB6くらいの濃い鉛筆を斜めにして鉛筆の粉をこすりつけ転写しやすくします。詳しいやり方は下記の記事「下絵を転写」の段を見てみて下さい(^O^)/
トレースが終わったら、薄くついている鉛筆の線をペンで描き起こし、鉛筆の線は消してしまいましょう。理由は、鉛筆の粉が残っていろと絵具と混ざり黒ずんでしまう事があるからです。
着彩してみよう!
輪郭線ができたら、絵具やペンなどで着彩してみましょう。

こちらはアクリル絵の具で着彩しました。肌の質感を表現するのが難しかったです(・_・;)
塗り方はともかく、トレースなので無難に似ています。
トレースの良いところは、描いているうちに自然と目・鼻・口の形が理解でき、習得できるようになる事だと筆者は思っています。
デフォルメにチャレンジしてみよう!

①顔の形をざっくり描こう
まずは顔の輪郭から。
丸や卵型など、ざっくりとした形を描きます。
「丸顔」「シャープな顎」など、その人らしい特徴を意識するのがポイントです。
もう少し詳しく書くと、顔型には丸・卵型の他に逆三角・四角・長方形・台形・ひし形・五角形・六角形などがあります。
複雑に見えるものでもシンプルな図形に置き換えて、その人に合った形を選択しましょう。
参考画像として、筆者の似顔絵を描いてみたのですが、長方形と六角形が合わさった輪郭でした。このように複合型もあります。
②目・鼻・口のバランスを取るコツ
輪郭を描いたら、その中に目鼻口を描いていきます。
顔のパーツを入れるときは、“だいたいの位置”を意識しましょう。
顔はおでこからと考えがちですが、
頭のテッペン(髪型に惑わされず頭がい骨の辺り)からアゴまでと捉えます。
すると目は顔の中央あたり、鼻はその下1/3、
口は鼻とアゴの中間付近が平均的な位置になります。
その平均的な位置から離れている箇所が、そのモデルさんの特徴となります。
(平均顔=整った顔立ちとも言えます。)
また目鼻口も一つのカタマリとして捉え、
顔の中央寄りに位置しているのか、外側寄りに位置しているのかも観察してみましょう。
似顔絵を“似せる”ためのちょっとしたコツ

笑顔を意識すると雰囲気が出る
似顔絵は表情が命!
無表情よりも、笑った顔や優しい目元を描くと雰囲気が出ます。
モデルが友達や家族なら、「その人らしい笑顔」を大切にしてみましょう。
笑った時の目の形や髪型、口元の形などを意識して描くと、ぐっと“似てる感”が出ます
特徴を強調してみよう
全部を完璧に描こうとせず、「特徴」を意識して描くと似やすくなります。
例えば「目がぱっちり」「前髪が特徴的」「笑顔が印象的」や
「その人がよくやる仕草」「体つき」そして「その人らしい雰囲気」など。
特徴を少し誇張するだけで、グッと似顔絵らしさが出ますよ。
初心者でも楽しく続けられる似顔絵練習法

身近な人をモデルにして練習しよう
写真も良いですが、実際の人を観察するほうが上達が早いです。
その人の特徴や雰囲気をつかみやすくなりますので。
家族や友達を見て、「ここがチャームポイントだな」と感じる部分をメモしておくと良い練習になります。
1日10分の“ラク描き練習”で上達!
毎日10分だけでもいろんな顔を描いてみましょう。
テレビに出ている人やSNSのアイコンなどを参考にするのもおすすめです。
数をこなすうちに、「人の顔の違い」が自然と分かるようになりますよ。
あとは、目や口の形のストックを事前に作っておくことも有効です。
目の場合、たれ目・つり目・細い目・寄り目・離れた目・黒目がちな目など。
口の場合、ハート形を意識すると、笑顔の口元を描く事ができます。
まとめ:似顔絵は“上手く描く”より“楽しく描く”!
似顔絵は「顔の特徴をちょっと強調して、本人らしさを表現する絵」です。
ただの写実とは違い、「この人っぽい!」と感じるポイントをつかむことが大切。
最初は似ていなくても大丈夫。
コツをつかんでいけば、あなただけのタッチが自然と生まれます。
描くたびに笑顔が増える、そんな似顔絵ライフを楽しんでくださいね。








