ダイソーのラメ入りアクリル絵具で星空を描く方法【初心者向け解説】

こんにちは、絵描きの榊幹恵です。

今回はダイソーのラメ入りアクリル絵の具を使って星空の絵を描いてみよう!
をお送りいしたいと思います。

ではまず、ダイソーのアクリル絵の具についての解説から、

ダイソーアクリル絵の具について

ダイソー アクリル絵具 パッケージ
私が買ったのはパッケージがリニューアルされていて
以前のモノよりお洒落な見た目のチューブになってました。

フタを開けると銀色のテープ状の中栓がしてあって
それを剥がし、パレットに出してみると
ちょっと緩めな質感の絵具でした。

水で溶かさなくてもそのまま塗れる固さで
いつも使っているメーカーのものと比べると
乾くのが少しゆっくりな印象がありました。

なので、アクリル絵の具の乾きの早さにまだ慣れていない人には
うってつけの画材だと思いました(`・ω・´)b

ダイソーのアクリル絵の具の成分などを解説

この章では、なぜこんなに安いのか考察していきたいと思います。

一般的な、アクリル絵の具の成分を簡単に説明すると、
顔料で出来ています。

画材メーカーの絵具には、さらに
防腐剤・凍結剤・均一に混ぜるための分散剤など
製品を安定させるための成分が入っています。

そういったことを踏まえて、
ダイソーのアクリル絵の具の成分を見てみますと

顔料・乳剤  と書かれています。

顔料は色の粉の事

乳剤は糊の役目
(乳剤とは…アクリル樹脂を乳化させて作られた合成樹脂の事)

とてもシンプルですね。

絵具を安く作るには

それでも1本110円(税込み)というのは安すぎなので、
他の理由を探ってみると、おそらく・・・

体質顔料という絵具をかさ増しするための無色な粉末を
少ない量でも鮮やかな発色になる染料で染めて顔料の代わりとし
アクリル樹脂(糊の役目)と混ぜて作られたのが
安価なアクリルの絵具の安さの理由だろうと思います。

染料というのは紫外線に弱く色褪せやすいので、
作品を長期保存するには向かない材質です。

ですので、作品販売の時には使わない方が良いと思いますが、

長期保存の必要がないとか、
楽しむために描くなどの場合は
積極的に使っていきたい画材だと言えます。

ダイソーのアクリル絵具を使っての実践編

ダイソーアクリルラメ絵具 各種

ではここから、ダイソーアクリル絵具を使っての
作品作りをしていきたいと思います。

星空を描こう!

ダイソーアクリルラメ絵具 星空

ダイソーのアクリル絵具には、ラメ入りのモノが数多くあります。
ラメが自然にいきるモチーフといえば星空です

試しに描いてみたのですが、
ひと塗りで満点の星空が表現できるという優れモノでした( ゚Д゚)

空や雲そして海などの自然のものは形を正確にとる必要がないため、
初心の方でも取り組みやすいモチーフです。

星空だけだと少し寂しいので、天の川も入れてみました。
天の川部分は、スポンジに絵具をつけて
ポンポンと叩きながら描いています。

ダイソーアクリルラメ絵具 使用スポンジなど

こうすると、雲とかモヤみたいな質感を簡単に描く事が出来ます。

下の方には山林と、その稜線の重なる谷間の所には下から照らす街明かりを描きます。

だいたい30分くらいで星空の風景画が描けました。
とても簡単なので、是非チャレンジしてみて下さいね。

宇宙を描こう!

ダイソーアクリルラメ絵具 宇宙2

星空が描けるなら、宇宙そして星雲だって描けます。(*^_^*)

手順は星空の時とほぼ一緒です。
背景色を青と黒のグラデーションにしてから、
ラメ入り青色絵具で一気に星が瞬く宇宙空間を作れます。

星雲などに見られるガス状のモヤは、雲の描き方と同じで
絵具をつけたスポンジでポンポンと叩くように描くと、
それらしくなります。

星雲の所には透明な黄色のラメ入り絵具を上から重ねました。
このラメは角度を変えると緑色に光るので、
より宇宙っぽく見えるかと思って塗りました。

最後に、大きな星々を描きます。
ラメの小さな星と、筆で描いた大きな星が、
画面に奥行きを感じさせてくれます。

100均ネイル素材が使える!

ダイソーアクリルラメ絵具 使用ネイル素材など

ラメ入り絵具で描いた絵の上にネイル素材を散らすと、
よりキラキラした宇宙空間を表現できます。

ネイル素材が浮いてしまうかなと思いきや、
星空としてしっくりくるので、興味があったら是非使ってみて下さい。

ダイソーアクリルラメ絵具 宇宙

少し水で溶いたジェルメディウムを塗ってから、
ネイル素材を散らしていくと画面に定着します。
(ジェルメディウム=強力な糊になる。コラージュなどに最適)

土星の環っかみたいな部分は、扇状の筆(ファンブラシ)で描きました。

ダイソー:その他のオススメ画材

ダイソー スポンジ各種
<スポンジ>

筆の代わりにスポンジで絵具を塗る事も出来ます。
スポンジは絵画・工作用だけでなく、
キッチンスポンジやメイクスポンジも使えます。

好みの大きさに切ったり、そのスポンジの断面を生かして、
質感を描いたり、絵具の境界線をぼかしたりできます。

100均 筆 各種<筆>

左から

①豚毛のステンシル筆

硬い毛の筆なので、主にスパッタリングに使っています。
毛が抜けやすいので注意が必要。

②平刷毛

この刷毛とても良いです。毛が抜ける事も少ないし、
大きな画面をムラなく塗れるのでオススメです。
画材コーナーではなく、塗装コーナーにあります。

③ファン筆(扇型)

100円ショップで、この形の筆が売っているとは!
毛が抜けにくく、私は使いやすいと思います。
しかし、最近全然見かけません。
出会えたらラッキーです。

④平筆

平型の筆は直線的な物をキレイに塗るのに向いています。
この筆はいつ行ってもあるので、手に入りやすいです。

まとめ

今回は、画材を安くそろえられ初心者でも楽しくかける
「ダイソーのラメ入りアクリル絵具で星空を描こう」
をお届けしました。

最近のダイソー(100円ショップ)は、なんでもそろっていて
私にとっては☆・゜・。夢が叶う場所・゜・。☆となっています。

画材や工作の素材もたくさんあるので、
是非お近くの店舗に足を運んでみて下さいね。
気軽に手に取って商品を確認できる良さがありますので☆

それではまた次の記事でお会いしましょう。(^o^)丿