こんにちは。絵描きの榊幹恵です。
今回はダイソーのアクリル絵具はプラスチック素材に描けるのかという解説と、後半は100均の素材を使って簡単で楽しいオリジナルアートを作る方法をご紹介したいと思います。(*^_^*)
Contents
ダイソーのアクリル絵具の特徴と選び方

ダイソーで手に入るアクリル絵具の種類と、それぞれの特徴を紹介。
ダイソーのアクリル絵具は、ベーシックなモノから、ラメ入りのモノなど
豊富な種類があります。
基本的に絵具は、顔料(色の粉)と糊で出来ています。
アクリル絵具の場合は、顔料とアクリル樹脂です。
この糊成分であるアクリル樹脂は、様々な素材に固着できる性質を持っていて
木・キャンバス・布地・ガラス・石・陶器・金属・紙
そしてプラスチックにもくっつく事ができます。
ダイソーアクリル絵具も、糊成分にアクリル樹脂を使っているので
プラスチックにも塗る事ができます。
プラスチック素材とアクリル絵具の相性は?

塗りやすさと 仕上がりのコツを解説します。
プラスチックにアクリル絵具を塗る際のポイントや注意点
結論から言うと、アクリル絵具でプラスティックは塗れます。
塗れるけれども、乾燥後こすると削れてしまいます。
下処理か、最後に作品を保護するバーニッシュは必ずやっておきましょう。
また、基本的にプラスチックにアクリル絵具は塗れますが、
プラスチックは種類が多く塗れるものと塗っても剥がれ落ちてくるものがあります。
次の章で塗れる塗れないの一覧を載せますので
ぜひ参考にしてみて下さい。
アクリル絵具が塗れるプラスチック
アクリル絵具が塗れるプラスチックを表にまとめました。
この中で特にアクリル板は、時間が経つとアクリル樹脂同士が融着して
時間が経つと完全に定着し剝がれなくなると、Liquitexのページに書いてました。
名前 | 性質と主な用途 |
---|---|
アクリル | アクリル樹脂の事。透明度が高く軽くて丈夫、 紫外線にも強く、水族館の巨大水槽にも使用されています。 |
FRP (繊維強化プラスティック) | 軽量でありながら高い強度と耐久性を持つ優れた素材です。 自動車や建築、航空宇宙、電気機器などに使われています。 |
ポリカーボネート | 高い透明度と耐衝撃性と自己消火性を持つプラスティックの一種です。 カメラのレンズや眼鏡・防弾素材に使われています。 |
PC(ポリスチレン) | 日常の中でよく使われている「4大汎用プラスティック」の一つ。 食品容器やプラ板やプラモの材料として使用されています。 |
アクリル絵具の定着があまり良くないプラスティック
アクリル絵具がの定着があまり良くないプラスチック一覧です。
UVレジンの着色には、インクが適しています。アクリル絵具は馴染みが良くありません。
と、HOLBEINのページに書いてありました。
名称 | 性質と主な用途 |
---|---|
PET (ポリエチレンテレフタレート) | ペットボトルや食品用のトレーまたは衣類など 世界で最も使われている樹脂と言われています。 |
ABS樹脂 | 合成樹脂の一種で、硬くて丈夫で光沢のある成型品を 作る事が出来るため椅子やテーブルなどにも使用されています。 |
エポキシ樹脂 | 加熱する事によって硬化する熱硬化性樹脂の一つ。 電子製品や3Dプリンターの素材、そして接着剤としても使われています。 |
アクリル絵具が塗れないプラスチック
アクリル絵具が塗れないプラスチック一覧です。
日常でよく見かけるレジ袋、ラップ、食品のタッパーなどがこれにあたります。
名称 | 性質と主な用途 |
---|---|
ポリエチレン | 「4大汎用プラスティック」の一つ。 ポリ袋やレジ袋などに使われています。 アクリル絵具には向かない素材で、 絵具が乾いたとしても、のちに剥がれ落ちてきます。 |
ポリプロピレン | 「4大汎用プラスティック」の一つ。 日本で一番作られているプラスティックで、 食品容器や各種ケースなどに使われています。 |
プラスチック素材にアクリル絵具を塗るための準備と必要な道具
プラスチックにアクリル絵具をうまく塗るための下準備と必要な道具を解説します。
下準備と塗る手順
表面の汚れをふき取る
プラスチックはツルツルとして表面に油分や汚れがあったりすると
絵具が上手く定着しない事があるので、まずは柔らかな布などで
汚れをふき取る事から始めます。
ヤスリがけ
アクリル絵具はツルツルした滑らかな面に定着しにくい特徴があるので、
サンドペーパーなどでこすり表面をザラザラさせると絵具の定着が良くなります。
その際こすり過ぎに注意と、こすった時に出る粉塵を吸い込まないように
マスクをするなど注意して作業しましょう。
またこすった後はダストや汚れをしっかりふき取りましょう。
ダストが残ったままだと、やはり絵具の定着が良くないからです。
アクリル板などの透明な部分を残したい場合は、この作業をしなくても良いかと思います。
下地剤を塗る
そのままでもアクリル絵具は塗れますが、
プライマーを塗布すると絵具の定着力が強まります。
塗った後はしっかり乾かしましょう。
乾燥にだいたい1日くらいかかるので、
制作スケジュールを前もって立てておくのが無難です。
アクリル絵具を塗る
プラスチックにアクリル絵具を塗る時は、
あまり水で絵の具を薄めすぎない事がコツです。水で薄めると固着力も落ちてしまうからです。
どうしても薄めたい時にはペインティングメディウムを使いましょう。
ペインティングメディウムは絵具の固着力を落とさず、色を薄める事が出来ます。
バーニッシュを塗る
仕上げに絵を保護する膜としてバーニッシュを塗ると、絵が長持ちします。
必要な道具について
アクリル絵具
作品を長く保存したい時は、アクリルガッシュではなく、アクリル絵具を使う事をオススメします。リキテックスプライムが一番良いですが、お高いので、まだ作風が決まってなく、ジャンジャン使いたいという時は大容量の絵具が良いと思います。
作品を長期保存しなくて良い場合は、ガッシュや100均のアクリル絵具が良いと思います。
絵筆
アクリル絵具は摩耗が早いので、高い筆より安価なナイロンの筆がオススメです。
マスキングテープ
線やエリアをきれいに区切り、塗料がはみ出さないようにするために使います。
パレット
紙パレットがオススメです。ない時は、牛乳やジュースの紙パックを開いて乾かし、防水加工されている裏側をパレット替わりに使う事も出来ます。
ダイソーで小さなサイズの紙パレットが販売されているので、それを使うのもオススメです。

プライマー
アクリル絵具を支持体に定着しやすくするための下処理に使います。
バーニッシュ
画面を保護し、光沢やツヤを調整する仕上げ剤の事です。
ダイソーの絵具とプラスチックアイテムで作るオリジナルアート

今回、使用したのは、ダイソーの透明下敷き(材質:塩化ビニル樹脂)です。
上の表には無いですが、この塩化ビニル樹脂はアクリル絵具が塗れる材質なので、
プライマー(下地剤)なしで塗りました。
塗ってみた感覚としては、下処理しなくてもキレイに塗れました。
注意点としては、必ず最後に仕上げ剤を塗る事です。
これをしないと、爪で引っ搔いただけで絵具が削れてしまいます。
一番初めに作成したのが、背景まで絵具でしっかり塗りつぶすタイプのモノ。
問題なく塗れたのは良かったのですが、光にかざすと筆跡がバッチリ浮かび上がり
キレイとは到底言えない仕上がりに・・・( ;∀;)

なので、プラスチックの透明感を生かした仕上がりになるように
3枚のレイヤーを重ねて、奥行きのある1つの絵を作ってみました。

これを重ねると・・・

こうなります。↑
下地があるので、光にかざしても、筆跡が目立ちすぎる事もないし
プラスチックの透明感を生かした作品になっているのではないかと思います。
まとめ
今回の記事いかがでしたでしょうか。
何かの参考になれば幸いです。
作品作成の時に、ダイソーの絵具の登場が少なかった事を
お詫びしたいと思います。
やはり後片付けが楽なペンの誘惑には勝てませんでした。
登場自体は少なかったですが、
ダイソーのアクリル絵具はプラスチックに塗れますし、
保護膜を塗ればこすっても削れないので良かったです。
それではまた次の記事でお会いしましょう(^o^)丿